慰霊祭柔道大会・女子個人戦で準優勝した 井上 亜紀さん 伊勢原警察署 巡査 24歳
地域の顔をめざす
○…県内の警察署から集まった有段者たちが真剣勝負を繰り広げた今年の慰霊祭柔道大会。「足技から勝機をさぐる私らしい地味な柔道ができたと思います」。初出場の緊張のなか、30人が参加した女子個人戦で堂々の準優勝を果たした。「周囲の方々の支えがあったからここまでやり切ることができたと思います。自分の力はそれほどでもないです」と謙虚に振り返る。
○…柔道を始めたのは7歳の時。指導者だった親戚のもとへ遊びに行ったのがきっかけだった。畳の上でつかみ合う迫力に「私もやってみたい」と思った。つかまれ投げられる痛みも忘れるほど夢中になった。その日は道着のまま帰宅、本格的に柔道を始めることを決意した。相模原市内の小学校を卒業後は、柔道がさかんな日大三中、桐蔭学園と進んだ。中高6年間は柔道一色。正月と盆以外は練習という日々を送った。
○…「柔道一直線でやってきたので、ほかの世界も知りたかった」。県や全国の大会で好成績を残し大学からのオファーもあったが、一般受験で中央大学に進学。柔道からも離れ「普通の大学生活」を送った。心理学の研究だけでなく、高校ではできなかったおしゃれやアルバイトも経験するなど充実した4年間を送った。「第一線から離れたことで再認識できた柔道の魅力。今までの経験を生かそうと警察官を志しました」
○…今年9月に警察学校を卒業。現在は伊勢原駅北口の交番を拠点に地域をまわる。「時々くじけそうになりますが『がんばってね』という声を頂くと頑張れるんです」と地域の人たちに感謝する。柔道大会前は休日返上で稽古に励んできたこともあり「時間ができたら温泉で疲れを取りたい」と本音も。だが、視線の先はやはり仕事。「伊勢原の皆さんのためにしっかり頑張りたい」と前を向く。大会を終えた今、次の目標は「地域の顔になること」―。持ち前の明るさと力強さで地域の安全を守る。
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