地域の美化と防犯のまちづくりを目的に、街路灯や電柱の落書きを一掃しようという取り組みが3月9日、伊勢原駅周辺の5商店会で構成される市商店会連合会(小沼富夫会長)の呼びかけで実施された。「伊勢原クリーンプロジェクト」と銘打たれた初めての試みに130人以上が参加した。
伊勢原駅南口の県道61号線「桜台」信号から中央通りを進んで国道246号線までのおよそ1・3Kmで行われた今回の取り組み。
この地域では、昨年から通り沿いに並ぶ商店のシャッターや街路灯が落書きされるという事案が頻発し、市商連では対策を検討してきた。落書きの増加は治安の悪化につながるという話を耳にした小沼会長らは、事態打開の足がかりとして信号機の柱や街路灯など公共物の落書きを一掃するプロジェクトを企画。これに伊勢原警察署と伊勢原市が賛同し、全国から多くの人が集まる大山登山マラソンの開催に合わせて実施される運びとなった。
今後も実施
当日は、商店会関係者や地元住民のほか、警察官や市職員、中沢中学校の生徒もボランティアとして参加。予定人数よりも多いおよそ130人が参加した。
この日は、高山松太郎市長も作業着姿で駆けつけ、オープニングセレモニーでは「全国から集まるマラソンランナーを気持ちよく迎え、きれいなまち、治安の良いまちをPRしましょう」とあいさつした。
エリアごとに5グループに分かれて作業を開始した参加者たちは、グレー、茶、緑色のペンキとはけを使って落書きを消し、ペンキを塗った箇所には厚紙をかぶせていった。落書き除去のほか、歩道のゴミ拾いもあわせて行われ、およそ2時間後には沿道はきれいな姿を取り戻した。
市職員から教わりながらペンキを塗ってまわった藤田大輝くん(中2)は「まちがきれいになって良かった。落書きは嫌だ」とコメント。若原克紀くん(中1)も「落書きは絶対にいけないと思った」と振り返った。
小沼会長は「落書きは絶対に許さないという皆様の強い意思を感じた」と今回の取り組みを振り返った。今後については「落書きはまた起きる。描かれたら消すという作業を根気よく続けて悪事を根絶したい」と話し、今後も定期的に実施する考えを示した。
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