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伊勢原 トップニュース教育

公開日:2013.03.22

図書館・科学館が25周年
記念イベントも予定

  • 向かって左が図書館。科学館入口は中央階段の先

 伊勢原市立図書館と子ども科学館が2013年度に開館25周年を迎える。伊勢原市が掲げる「健康・文化都市」のシンボルとして市民に利用されてきた図書館と科学館。四半世紀の節目に記念行事も企画されている。



 1971年の市制施行後、77年に現在の庁舎が完成した。当時、市では新庁舎周辺を行政センターと位置づけて、庁舎を中心とする一帯に公共施設を建設するという動きがあった。



 こうしたなか89年に図書館と科学館が竣工、4月1日にオープンした。近未来を思わせる外装を施した複合型施設は、自然豊かな伊勢原で際立つ存在となり、同年には第7回日本図書館協会建築賞で優秀賞にも選ばれている。



 科学館にはプラネタリウムのほか、科学の不思議を体験できる展示物が並ぶ。館内では理科実験教室や、市内のものづくり企業の紹介コーナー、東海大医学部教授による出前授業など趣向を凝らしたイベントが毎年企画されている。年間の利用者数はおよそ5万人。



 図書館には開館当初、およそ11万冊の蔵書が置かれた。それ以前は各公民館内の小規模な図書室しかなかったため、図書館の完成により市民の利便性は飛躍的に向上した。現在、蔵書はおよそ30万冊、年間利用者はのべ35万人を超す。



 科学館で受付業務をしている麻生由華さんは小学生のころよく施設に遊びに来ていた。「夏休みは図書館で自由研究の宿題をしてから科学館へ来て遊んだ。図書館と科学館は理科に関心を持つ大きなきっかけになった」と話す。



「複合」の利生かして



 最近では図書館と科学館による合同イベントも行われている。今月開かれた「幼児のためのシャボン玉広場」では、多数の親子が絵本の読み聞かせとシャボン玉遊びを楽しみ好評だった。



 図書館職員の田中秀美さんは「本を楽しむ場というだけでなく、これからは市民参加型のイベントをたくさん企画していければ」と話している。



 図書館と科学館の館長を兼務する藤元康博さんは「複合施設という特徴を生かして、次の25年も図書館、科学館両方を使った取り組みを積極的に考えていきたい」と展望を語る。



 25周年記念事業として4月27日(土)・28日(日)にはプラネタリウムで「仮面ライダー祭」を開催。ほかでは観られない仮面ライダープラネタリウム3部作を2日間限定で投影する。



 5月に開催される毎年恒例の「子ども科学館フェスティバル」も周年記念バージョンとして、内容盛りだくさんで行われる。



 また、図書館でも記念事業が開催される予定。

 

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