5月15日付で伊勢原市議会議長に就任した 小沼 富夫さん 桜台在住 55歳
「チーム伊勢原」の舵取り役
○…「市議会議員としてふるさと伊勢原のために全力を尽くそう」と2007年に初当選し、現在2期目。5月の臨時会で第23代市議会議長に選出された。議会のまとめ役を引き受けたその表情は真剣そのもの。「皆と協力しながら伊勢原の市民と郷土のためにしっかり働くだけ。その考えは今までもこれからも変わりません」―。大きな声で語る信念は立場が変わってもぶれない。
○…議会運営を語る時、まず口にするのが「和」という言葉。「議員も行政も『市民のためにある』という点で目的は同じ。立場や考え方が違っても、議会が全員で一つになれば大きな力になる。チーム伊勢原として市民サービスの向上に努めたいです」。議会改革の取り組みについては「市民への広聴」を挙げる。議会報告や議会広報だけでなく、幅広い世代の声に耳を傾けるという、議会・市民の双方向性を模索し、「意見交換会のような場を議会としてぜひつくりたいですね」と語る。
○…桜台に生まれた。4歳の時に両親が創業した小沼酒店の長男として、小学生のころから店番や配達をした。中学、高校に進んでも時間があれば家業を手伝った。ある日、伊勢原駅で待ち合わせた高校の友人と自宅に向かう途中、「お前、すれ違う人たちに全部で53回もお辞儀をしていたよ」。駅から自宅までは500m。「小さいころからあちこち配達していたから、周りは皆知り合いになってしまったんです」。そんな顔の広さに友人は目を丸くしたという。大学卒業後、2代目として家業を継いだ。
○…27歳で結婚。現在は長男が3代目として店を盛り立てる。議員として忙しい毎日だが、時間を見つけては店に入って経理などを行っている。また、伊勢原中学校の同窓会長を務めるなど地域活動にも積極的。「やっぱり伊勢原の人と土地が大好き」―。今日も伊勢原を駆け回る姿は、子どものころと変わらない。
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