市内外の将棋愛好家が対局する「大山街道将棋大会」が11月23日(土)、総合運動公園の体育館内会議室で開催される。この大会は、将棋の初代名人とされる大橋宗桂(1555〜1634)を生んだ大橋本家代々の墓が上粕屋の上行寺(岩田憲雄住職)にあることにちなんで開かれている。あまり知られていない地元の墓を観光振興につなげようという向きもある。
上行寺は、1567年(永禄10年)に小田原で開創した古刹。1596年(慶長元年)に江戸桜田に移り、1963年に都市計画による道路拡張のため、現在の伊勢原市へ移転した。大橋本家は、かつて幕府に召抱えられた将棋三家の一つで、墓碑は駒がかたどられている。昨年はプロ棋士の森内俊之名人が墓参に訪れている。
「来年以降も」
将棋に縁のある伊勢原で対局しようと企画されたのがこの大山街道将棋大会。伊勢原将棋愛好会(林良茂会長)と、大山の歴史研究を行っている大山みちの会(竹澤新治会長)を中心に計画が進められ、市外の愛好会などが協力した。
将棋名人の誕生400年の節目となった昨年11月に第1回大会を開催。今年は伊勢原や平塚、厚木、横浜、さらには都内からも将棋愛好家が集まり、32人が対局。また、大会前には上行寺で墓前祭も執り行われる。
岩田住職は「大会の開催は大橋宗桂に対する供養になる。大橋本家の足跡を多くの皆様に知ってもらうためにもぜひ続けてほしい」とコメント。これに林会長は「私たちができる範囲で来年以降も続けたい」と抱負を語った。
県が進める観光の核づくり認定事業に大山が選ばれたこともあり、大橋本家の墓は観光資源としても注目されている。市商工観光振興課の安藤隆幸課長は「今まさに大山をPRする時。将棋を観光振興につなげられれば」と期待している。
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