2月9日に市民文化会館で開かれる「"おおやまみち"まちづくりサミット」で講演する 太田 孝さん 東海大学観光学部教授 69歳
旅は「人生の応援歌」
○…「着地型旅行」という言葉がある。旅行者を受け入れる地域が、地元の観光資源を活用してツアーを企画。従来の発地型旅行とは対照的に旅行者を呼び込むことで地域経済の活性化や新たな魅力創出が期待されるという。現在国も推進する取り組みだが「着地型のルーツは江戸時代にある」と指摘。2月9日の講演では豊富な資料や研究成果をもとに分かりやすく日本の旅行文化を説明する。
〇…三重県の生まれ。小中学校のころは毎日片道5Kmほどを歩いて通学した。「今もすごく丈夫」と自負する足腰はこの時期に培ったという。関東にやって来たのは大学生になってから。横浜市立大学で観光地理学を学んだ。当時、日本は高度経済成長の只中。日本人の余暇時間は増え、東京五輪をきっかけに国民の目は海外に向くようになった。「これからは旅行の時代」。そう考え卒業後は近畿日本ツーリスト(株)に就職した。
〇…20年以上にわたり営業経験を積み、2004年から08年まで代表取締役社長を務めた。10年からは東海大学の代々木と湘南キャンパスで教壇に立つ。一方、自身も横浜市立大学大学院に通い研究を続ける。そんな多忙な毎日に周囲からは「働きすぎ」と言われることもある。「ですが、全然大変ではない。旅行が好きですから」と穏やかな笑顔をみせる。現在は大田区内に妻子と暮らす。
〇…4年前から毎年夏になるとモンゴルを旅している。趣味の釣りが目的で、1mを超すモンゴルタイメンを釣り上げるのが目標だ。現地では遊牧民が使う「ゲル」と呼ばれるテントに泊まり、風呂はなく、トイレは大草原のど真ん中。夜は満天の星空を寝転んで見上げる。「何もない場所ですが、最高のぜいたくがそこにある」と楽しそうだ。旅が人生を豊かにし、旅の記憶が人を励ましてくれる。「旅行とは人生の応援歌」が持論。70歳を迎える今年の夏も丈夫な足腰でモンゴルを訪れる予定だ。
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