2月7日にJA本所で草団子作り教室を開く「伊勢原女性農業者連絡協議会」の会長 田中 真紀子さん 粟窪在住 52歳
バンダナ巻き 笑顔きらり
○…市民対象の団子作り教室は昨年に続いて2回目。前回はおはぎで今年は草団子を作る。団子を選んだのは「手軽なメニューで若いお母さんやお子さんに楽しんでほしかったから」。講師は「伊勢原女性農業者連絡協議会」のメンバーが務める。市内の女性就農者が勉強会や地域農業の活性化を目的に集まった同会。自身は会長としてこの教室を企画。「会員ならではの知恵や技術を分かりやすくお伝えしたい」と意気込む。
〇…大阪府に生まれた。小さいころからおとなしい性格で、友達と一緒に過ごすよりも近所の犬や猫とよく遊んだ。家でも文鳥を飼う大の動物好きで「将来は動物に関わる道に進もう」と早くから決めていた。地元の高校を卒業後、神奈川県の麻布大学獣医学部に進学。ここでご主人と出会い、24歳で市内粟窪にある「田中和浩牧場」に嫁いだ。当初酪農の仕事に戸惑いもあったが、「牛の命を預かる責任とやりがいに支えられて今日もこうして頑張れています」と眼を輝かせる。
〇…大学を卒業した娘が昨年、牧場に就農した。将来は3代目の跡継ぎになる立場だ。そんな娘の決断はうれしかったが、手放しで喜ぶことはできなかった。「何でも自分でやらなくちゃいけない世界。生き物が相手だから休日の外出だって簡単にはできない。覚悟を持って取り組んでほしい」。そんな厳しい言葉の反面、「陰ながら応援してあげたい」と母親の本音をこっそり。
〇…家庭と仕事を両立させるため、起床は毎朝6時半。家と牧場を慌ただしく往復する毎日。休みはほとんどない。そんな中にあって愛犬の散歩や趣味の押し花絵作りは大切なリフレッシュの時間になっている。「動物や自然に触れ合うことが好き。昔もこれからも変わりません」。伊勢原に住んで28年。「人が温かく、何より自然が豊かな地域。第二の故郷で今日も頑張ります」。バンダナを頭に巻き、笑顔で牛舎に向かった。
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