伊勢原版 掲載号:2014年5月16日号 エリアトップへ

3年ぶり2度目の関東大会出場を決めた向上高校野球部の監督を務める 平田 隆康さん 社会科教諭 39歳

掲載号:2014年5月16日号

  • LINE
  • hatena

向上野球 育ての親

 ○…「コールド負けしないといいね」。そんな声も聞こえるなか臨んだ、県高校野球春季大会準決勝、東海大相模戦。1点を追う9回2死2塁、昨夏の準々決勝でラストバッターとなった1番三廻部が打席に立った。「先輩方の夏を終わらせてしまったと自分を責め、今まで必死に練習してきた男。あの場面も信頼して送り出しました」。値千金の一打で追いついた向上が延長の末、逆転勝ち。見事、下馬評を覆してみせた。続く決勝戦でも、センバツ出場の横浜をあと一歩まで追い詰め、「神奈川に向上あり」を印象づけた。

 ○…今大会で準優勝し、2度目の関東大会出場と夏の第1シードを決めた。部員112人を誇る強豪私学だが、道のりは平たんではなかった。駒澤大、社会人野球を経て、28歳で向上へ赴任した。監督になって今年で12年目。「当初、新入部員は毎年1ケタ。夏は初戦敗退が続きました」。専用グラウンドや寮はなく、伊勢原球場での練習は「週1回できるかどうか」。他校から「私学一恵まれていない環境」とからかわれたこともあったが、それを言い訳にせず、選手と汗を流し続けた。

 ○…「野球を通じ、自分よりもチーム、仲間に費やせる人間になってほしい。やればできる。信じている」。選手に向け続けた「信頼」の二文字が、選手に自立心、チームに一体感をもたらし、それが向上野球の礎となった。「向上は退部者が県内でも少ない」と各校の監督が口をそろえるのは「チームの結束力だと思います」

 ○…現在、妻と開成町に暮らす。忙しい毎日のなか、食べ歩きがリフレッシュの方法だといい、時間を見つけては夫婦で横浜中華街へ行くそう。だが頭の中は今、野球のことだけだ。関東大会の初戦は5月18日。保土ヶ谷球場で山梨1位の甲府工と戦う。「関東で初勝利できると信じています」。選手一人ひとりに信頼を寄せる闘将は、やさしい表情でそう抱負を語った。
 

伊勢原版の人物風土記最新6

梅下 智弘さん

日本メダカ協会県央支部の支部長を務める

梅下 智弘さん

50歳

8月12日号

芳賀 武さん

市内最大級の親睦団体「楽天会」の第7第会長に就任した

芳賀 武さん

東富岡在住 75歳

8月5日号

富岡 明奈さん

「はじめての大人バレエ講座」で講師を務める

富岡 明奈さん

23歳

7月29日号

水島 圭一さん

伊勢原市PTA連絡協議会の会長に就いた

水島 圭一さん

上粕屋在住 45歳

7月22日号

柳内 春さん

第46回大納涼まつりの実行委員長を務める

柳内 春さん

日向在住 36歳

7月15日号

萩原 鉄也さん

認定NPO法人地域福祉を考える会の理事長にこのほど就任した

萩原 鉄也さん

小稲葉在住 55歳

6月24日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月25日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 12月24日0:00更新

伊勢原版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2022年8月12日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook