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伊勢原 トップニュース文化

公開日:2014.09.26

彼岸花とコスプレの共演
日向活性化に期待

  • 思いおもいの衣装を身にまとい独自の世界観を表現した(9月23日撮影)

 真っ赤な彼岸花が咲く穏やかな田園風景が一転、非日常空間に―。市内日向の洗水地区で9月23日、アニメやゲームのキャラクターにふんした人たちが集うコスプレイベントが開かれた。これは、コスプレの同人団体「サークルjpg」を主宰する藤田真義代表(32歳)が、日本料理店「日向天成園」の天野保さん(62歳)に話を持ちかけたのがきっかけ。

 日向には、20代前半の女性を中心に全国からおよそ200人が集まった。一行は天成園でコスチュームに着替えて彼岸花の群生地へ。この日は祝日だったこともあり多くの観光客が散策するなか、派手な格好をしたコスプレイヤーたちが思いおもいのポーズで写真撮影。セーラー服や白衣、鎧兜など衣装は様々で、初めてコスプレを見た観光客からは驚きの声も聞こえた。

 茅ヶ崎市から観光に訪れた会社員の佐々木勝矢さん(45歳)は「コスプレと彼岸花のアンバランスさが面白い。良い企画」と喜んでいた。

 サークルjpgの藤田代表は2年前、コスプレの撮影で日向を訪れ、自然豊かなロケーションに一目ぼれ。「コスプレ文化を知ってもらうためにも、ぜひ日向でイベントを開きたい」と、すぐ近くにあった天成園に飛び込み営業。店主の天野さんに思いを伝えた。

 これに対して、天野さんは、自身が組合長を務める伊勢原飲食店組合の三役理事会で検討。「地域の活性につながるのであれば」と、藤田代表の熱意に押される形で開催を了承した。

 天野さんは私有地を会場の一部として提供。参加者たちの送迎も買って出るなど裏方としてサポートに回った。「やはり不安もありましたが、少しでも日向が盛り上がってくれればうれしい。イベントにご理解を頂いた観光客の皆様には感謝でいっぱい」と天野さん。

 イベントは明日9月27日(土)・28日(日)にも行われる。各日午前10時から午後5時。

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