10月8日から13日まで、高森の「桂花楼」で写真展を開催する 廣田 達也さん 三ノ宮在住 30歳
地元の魅力 カメラで追う
○…フリーカメラマンとして三ノ宮を拠点に活動する。24歳の時、かつて暮らした豪州に渡り撮影のイロハを学んだ。帰国後は結婚式の撮影や英語を生かして外国人相手の仕事もこなす。今年5月には客船ツアーに同行。虹のかかった硫黄島をとらえ、これがジャーナリスト青山繁晴氏の著書「死ぬ理由、生きる理由 英霊の渇く島に問う」(ワニプラス)に掲載された。「すべての仕事に感謝。もっと写真の腕を磨きたい」と前向きだ。
〇…三ノ宮に生まれた。三浦知良選手にあこがれ、比々多小でサッカーを始めた。中学まで競技を続けたが、伊勢原高校に進むと一転、アルバイトをして貯金を開始。「10代でブラジルに渡ったカズさんを見て海外に興味がわきました」。皿洗いで渡航費をため、高1の冬に独りグアムへ。関心はますます海外に向き、卒業後はワーキングホリデーを利用して1年間豪州で生活。成人を機に臨んだ世界一周ではおよそ30カ国をまわった。旅の道中で撮りためた写真を友人に褒められ、これがカメラマンを志すきっかけになった。
〇…各国の歴史や文化にふれるたび、郷土心が強まっていく気がしたという。そんな心境の変化もあってか、昨年から市民リポーターを務め、市広報に記事を執筆。今年からは地元消防団にも所属し、地域の防災に貢献している。「やはり地元が好きですね。伊勢原の良さを写真で発信していきたいという思いが日に日に強くなりました」
○…そんな折、高校時代のアルバイトが縁で、写真展を開くことに。高森にある「桂花楼」の2階客室を借り、15点ほどを展示する。田園風景や桜、聖峰から望む花火大会、神輿を担ぐ男の雄姿や幼児のやわらかい表情など、「住み慣れた風景に浮かぶ魅力」が並ぶ。「伊勢原を色々な角度から楽しんでほしいですね」。ファインダー越しに見つめたふるさとは、どれも美しさと温かみがあった。
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