11月30日に創流15周年公演を行う日本舞踊葉月流の宗家家元 葉月香寿凰さん 板戸在住
続けてこられた幸せ
○…「いろいろなことがあるけれど、今も幸せに踊りを続けていられます。だから楽しい」と15年の日々を振り返る。日本舞踊を中心に、和風リズム体操や行儀作法も教える葉月流の宗家家元。記念公演では長唄の大物である「鷺娘」を演じる。開催までの多くの協力を胸に刻み「一生懸命に練習し、良かったと思って頂ける舞台を見せる事で感謝の気持ちをお返ししたい」と優しく微笑んだ。
○…「どうしてもやりたい」と親に頼み込み、6歳で日本舞踊の世界へ。習い事に熱心な両親で、バレエや三味線、茶道など、多くを経験するも、一番は日本舞踊だった。厳しい稽古を楽しみながら、家に帰っても復習。出来ない悔しさに涙したことも。その努力もあり、小学6年生の頃には、近所の方々を招き先生として稽古をつけていた。「役に入り込み、無になれることが日本舞踊の魅力」という。もちろん見に来てくれた方の「良かったね」が最大の喜びだ。「私から踊りを取ったら何もない。踊りがすべてです」と笑った。
○…伊勢原生まれ。多くのことに挑戦したいと15年前に自身で創流。流派の土台作りに力を注いできた。道灌まつりや神社でのイベントに出演するほか、福祉施設の慰問なども行っている。「本当にまだまだ小さい流派。その中でもお弟子さんが葉月の名を名乗れて嬉しいと言ってくれます」としみじみ。型を大切にする日本舞踊だが「人は姿も気持ちも違うもの。その人がより楽しくより美しく見えるように教えていきたい」と、一人ひとりに合った踊りを心掛ける。
○…娘で二代目となる雛丸さんとは姉妹のような仲の良さ。一緒に芸を披露しに行くことも多く、家でも「家元」「雛丸」と呼び合うこともしばしば。近くの温泉に母娘水入らずで出掛けるのが息抜きだ。「家元を渡す時も近く感じます。その時までに今までの経験をしっかりと伝えていきたい」と話した。
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