伊勢原 人物風土記
公開日:2015.02.13
今年で5周年を迎える「五條詠寿郎後援会」の会長を務める
須藤 省三さん
上粕屋在住 61歳
故郷「伊勢原」に恩返し
○…東大竹出身の日本舞踊家・五條詠寿郎さんの後援会長を2年前から務めている。先月31日に文化会館で開かれた海外教育支援のチャリティショーや、今月28日から上粕屋の雨岳文庫を会場に行われる「春いろフェスタ」など、2010年に後援会が発足して以降、五條さんの舞踊は市内各地で披露されるようになった。「五條の名を有名に。それがきっと伊勢原のPRにつながるはずですから」と、会員数100人を誇る後援会の活動をさらに充実させようと考えている。
〇…新潟県長岡市に生まれた。毎日海や山で遊ぶ元気な少年で、実家の農業もよく手伝った。地元の高校を卒業後に上京。厚木市の呉服店に勤めていた姉の紹介で上絵師の親方に付き、伊勢原市で生活しながら染み抜きや紋章入れの技術を学んだ。「新潟で働こうと思っていましたが、親方が働き手を探していて。人生とはつくづく縁ですね」としみじみ。26歳で結婚し、2人の子どもに恵まれた。現在は妻、長男夫婦、孫と暮らしている。
〇…自宅のガレージに造った工房で「須藤染み抜き・紋章店」を営み、業者や地域住民からの依頼に日々応えている。伊勢原に暮らして今年で44年目。「伊勢原はもはや第一の故郷」とにっこり。地元消防団や伊志田高校のPTA会長、大山の山岳救助隊、伊勢原ひかりライオンズクラブなど、さまざまな立場から地域に関わってきた。五條後援会に所属しているのも「故郷に恩返し」というのが大きな理由だ。
〇…「孫の結婚式に出たいですね」と目を細める。仲間とおいしい酒を酌み交わすのが普段の楽しみだが「体調管理は自分の責任」と肝に銘じる。健康のためにジョギングを続け、ここ10年、大山登山マラソンに出場しているのはちょっとした誇りでもある。「これからも家族の支えに感謝しながら、毎日を積み上げて行けたらうれしいですね」。穏やかな表情で語った。
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