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公開日:2015.04.10

県議選
渡辺氏が再選
12年ぶり無投票

  • 2期目への抱負を語る渡辺氏(田中の選挙事務所で)

 任期満了に伴う神奈川県議会議員選挙が4月3日に告示され、伊勢原市選挙区(定数1)では現職の渡辺紀之氏(44歳/1期)=自民党公認=が立候補を届け出た。同日午後5時までに他の届け出がなかったため、無投票で渡辺氏の再選が決まった。

 県議選の無投票は12年ぶり3回目。渡辺氏は2003年に伊勢原市議会議員選挙に初当選。保守系会派「創政会」の代表も務め、2012年9月、市議3期目の途中で県議補選に立候補し、初当選している。

 5時05分。市選挙管理委員会から市内田中の事務所に届け出締切の連絡が入ると、100人を超える支援者から歓声と拍手が起こった。渡辺氏は「無投票での当選は初めての経験だが、とても大きな責任を感じる。これからの4年間は毎日が選挙だと思って精一杯頑張りたい」とあいさつした。

 告示日の午前に行われた出陣式には、支援者ら600人以上が来場。自民党の義家弘介衆議院議員、高山松太郎市長のほか、多数の現職市議も駆けつけた。

 出陣式で渡辺氏は、将来のまちづくりにむけて国・県・市の連携によるインフラ整備が必要としたうえで「それには市議10年、県議2年半のキャリアで築いたパイプが役立つ」と話した。

 また、県が第4の国際観光地として大山を認定していることにふれ、「黒岩祐治知事からも『大山が好き』という言葉を頂いている」と説明。県と連携しながら観光振興に取り組んできた実績と展望を強調した。

 4月15日(水)には、県議当選証書の授与式が本庁舎で行われ、渡辺県議の2期目がスタートする。なお、県知事選は12日(日)に投開票。

市議選

 本紙の調べによると、4月26日(日)投開票の市議選は、21議席を27人が争う見通し。内訳は現職14人、新人11人、前職2人。

 立候補予定者は次の通り(敬称略・五十音順)。

【現職】▽安藤玄一(46歳)▽大山学(54歳)▽小沼富夫(57歳)▽国島正富(71歳)▽越水清(71歳)▽小山博正(43歳)▽相馬欣行(57歳)▽舘大樹(37歳)▽土山由美子(62歳)▽萩原鉄也(48歳)▽橋田夏枝(43歳)▽前田秀資(57歳)▽山田昌紀(44歳)▽横田典之(57歳)

【前職】▽添田隆晴(68歳)▽宮坂順一(59歳)

【新人】▽内田智久(53歳)▽大垣真一(38歳)▽亀井素代(55歳)▽川添康大(30歳)▽米谷政久(51歳)▽齋藤裕樹(36歳)▽田中志摩子(56歳)▽中山真由美(48歳)▽宮川一彦(49歳)▽宮脇俊彦(62歳)▽八島満雄(71歳)

 前回(2011年4月)は21議席を31人が争った。投票率は49・6%。

 期日前投票は4月20日(月)から25日(土)まで、市役所3階で行われる。午前8時半から午後8時。

【4月6日起稿】

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