26日に演奏会を行う「いせはらフィルハーモニーオーケストラ」のコンサートミストレス 藤原 さやかさん 桜台在住 31歳
感謝奏でる”コンミス”
○…伊勢原市で活動する管弦楽団「いせはらフィルハーモニーオーケストラ」。4月26日(日)には、市民文化会館で定期演奏会を開催する。曲目は、モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」序曲、ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」など。本番にむけ練習も大詰めを迎えた。これまで唯一のコンサートミストレスとしておよそ30人の団員をけん引。「生の音と非日常の空気感を味わってほしい」と語る。
〇…コンサートミストレスは、音の出だしやタイミングをはかる役割を担う。「スポーツで例えれば、指揮者が監督で”コンミス”はキャプテン」と説明する。大勢が同じ舞台でそれぞれの楽器を奏でると、団員間で音の聞こえに時差が生じる。そこでコンミスは、演奏中も舞台を見渡し、音にずれがないかを確認する。担当しているバイオリンの弓を大きく上下しながら皆に指示を出すというが「これが難しいんです」と思わず本音。「皆に支えられながらコンミスをやらせてもらっています」と周囲への感謝を忘れない。
〇…横浜市に生まれた。1歳上の姉がバイオリンを始めたのをきっかけに、3歳で教室に通い始めた。ほどなく秦野市に引っ越したが、楽器は続けた。クラシックにとどまらず、大学ではバンドを組み、エレキバイオリンでドラムやギターと協演。町田でライブをした日々は、大切な青春の思い出だ。社会人となった2007年、いせはらフィルハーモニーの一員に。現在は桜台に暮らし、仕事と音楽を充実させている。
〇…「趣味も生きがいもバイオリン」ときっぱり。音楽を通じて出会った仲間を思い、「良い時もつらい時も皆がいたから前に進めた。最初に楽器を与えてくれた親に感謝です」と頭を下げる。今後は、施設慰問にも積極的に参加し、聴く人に元気や勇気を与えられる奏者を目指す。「成長した姿を親に見せられたら」。演奏会では恩返しの演奏を披露する。
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