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公開日:2015.10.30

ラグビーで地域に恩返し
専修大監督の村田氏が成瀬小で授業

  • ボールを手に走る子どもたちと村田氏

 ラグビー界で長年活躍している村田亙氏(47歳)が10月27日・28日の2日間、市立成瀬小学校(能條公夫校長)でタグラグビーの授業を行った。村田氏は現在市内のグラウンドを練習の拠点にしている専修大学ラグビー部の監督。

 ラグビーワールドカップでの日本代表の活躍もあって、ラグビー熱が国内で高まっている。今注目のスポーツを誰でも安全に楽しめるようにした競技がタグラグビー。タックルの代わりに腰につけたタグを取り合う5人制の競技で、小学校の体育授業で教えるボールゲームのひとつとして親しまれている。

 この日、日本代表のジャージ姿で登場した村田氏は、授業冒頭で「”わたさん”と呼んでください」と自己紹介をすると、すぐに子どもたちの人気者に。後半に行われた試合では、強い風が吹くなかでも元気にボールを追いかける子どもたちの姿と、笑顔で指導する村田氏の姿が見られた。授業を受けた田中美優さんは「ラグビーはやったことがなかったけれど、面白いと思いました。わたさんに教えてもらえて嬉しかったです」と感想を話した。

 今回の授業は、専修大学ラグビー部が同大伊勢原グラウンドを拠点に練習をしている縁で実現した。市では昨年7月にも村田氏を招いたタグラグビー指導法の研修会を教職員対象に開催。今後も同大と連携していきたい考え。

 村田氏は元ラグビー日本代表選手で、7人制ラグビー日本代表の監督経験もある。ヤマハ発動機ジュビロ在籍時は、ワールドカップで注目を集めた五郎丸歩選手ともプレーしていた。現在は指導者として活躍している。2日間で3年生4クラスの授業を行った村田氏は、「とても楽しかった。今後もラグビーを通して地域に恩返しをするとともに、ラグビーの普及に貢献していきたい」と話した。

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