火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制・11月11日現在)が出ている箱根山・大涌谷周辺。県は周辺調査のため「火山対応ロボットの開発プロジェクト」を募集。その一つに、市内鈴川の(株)イ・エム・テクノ(遠藤郷平社長)の地すべり警報システムが採用された。
県がこのほど募集した開発プロジェクトは、さがみロボット産業特区などで培った生活支援ロボットのノウハウを活かし、大涌谷周辺の火山活動による現地ニーズに応えるためのもの。
【1】火山活動対応ドローン、【2】火山活動対応地上走行車、【3】火山活動対応地すべり警報システムの3つのプロジェクトで募集が行われ、(株)イ・エム・テクノでは、【3】の部門で(株)菊池製作所(東京都)・(株)自律制御システム研究所(千葉県)とのコンソーシアムでの採用となった。
(株)イ・エム・テクノは遠藤社長が「人の役に立つ仕事がしたい」と2006年に設立。ミトミ技研(厚木市)時代に地すべりに関する特許などを取得しており、同社で開発した地すべり警報機は2013年の神奈川工業技術開発大賞の奨励賞にも選ばれている。
採用を受け、同社では既存の小型地すべりセンサーに火山性ガスや地熱対策を施したセンサーを開発。計画では、火口周辺にセンサーを設置し、ケーブル駅などに置かれる受信機から有線で関係機関に情報を送るという。遠藤社長は「試作から10年、地元で認められ心強い。自然災害からの自己防衛として、安心・安全につながれば」と話す。
すでに10月初旬には現地周辺でシステムの試運転を実施。プロジェクトでは12月中旬に設置を行い、来年1月からの運用をめざす。
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