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伊勢原 人物風土記

公開日:2016.03.18

3月20日に大山清掃登山を行う「伊勢原ハイキングクラブ」の会長を務める
渡会 庸夫(わたらい つねお)さん
東大竹在住 65歳

楽しく明るく地域のために



 ○…北は北海道、南は鹿児島、時には海外にまで足を延ばすという「伊勢原ハイキングクラブ」。今年で設立28年を迎え、現在は市内外から集まった50人の会員が所属している。毎月3回行われるハイキングを楽しみ続けて20年以上。現在は同クラブの2代目の会長を務め、メンバーをまとめる。「活動を通して自分たちが楽しむことはもちろん、社会貢献もするしっかりした団体でいたい」



 ○…「伊勢原のために何かできることをしよう」と、クラブで3年前から大山清掃登山を始めた。ゴミ拾いを行う姿を見た登山客からは、毎年「ありがとう。ご苦労様です」の優しい声を掛けられ、その度やりがいを感じるという。今年も3月20日に行う予定。「大山への恩返しにしたいんです。きれいになった大山を見て、地元の人には喜んで欲しいし、観光客には伊勢原って良いところだな、頑張っているなと思って欲しい」と話す。



 ○…愛知県出身。大学進学を機に上京し、そのまま東京で就職。30歳の頃に縁あって伊勢原へ移り住んだ。昔からバーベキューなどのアウトドアや、大勢で集まって賑やかに過ごすことが好き。「子どもの頃から、じっとしているのが苦手で、好奇心旺盛でした」。好きなことをしながら健康維持できればと考え、45歳の時に同クラブへ参加した。「4年前に、マレーシアのキナバル山で見た景色が印象的だったかな」とこれまでの思い出を振り返る。



 ○…「人生二毛作。私は120歳まで生きるから、まだやっと折り返したところ。これからが本番ですよ」と明るく笑う。定年を迎え、最近では同じ景色でも仕事をしていた頃とは違った見方ができるようになった。趣味で育てているブドウや梨づくりにも精を出す。「寝る時間が惜しいくらい毎日やりたいことがたくさん」と目を輝かせて話す。今後も健康に気を付け、地域のためを思いながら、楽しいことを探し続ける。

 

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