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伊勢原 人物風土記

公開日:2016.04.01

市内外で精力的に活動するヴァイオリニスト
望月 茉莉奈さん
岡崎在住 26歳

音楽に真心を込めて

 ○…「聞いていただけること、楽しんでいただけることが一番。私に出来るのは真心を込めて演奏することだけ」。ヴァイオリニストとして、都内をはじめ市内外でライブや室内楽、オーケストラ活動に精力的に参加。4月14日には東海大学前駅すぐのライブスタジオ・ミッシェルでピアノとヴァイオリンのデュオを行う。「多くの人に聞いてもらい喜んでもらえれば」と笑顔で話す。

 ○…母親の勧めもあり4歳でヴァイオリンを始める。「ヴァイオリンの弾き方がカッコ良かったんです。弾き真似をよくしていました」と笑う。伊勢原中学校を卒業後、桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学部、同研究科へと進んだ。「音楽の世界へ進めたのは多くの方々のおかげ。良い出会いに恵まれました」と感謝を忘れない。

 ○…「音楽はコミュニケーションツール。演奏者と一緒に作り上げる喜び。人に伝える幸せがあります」と微笑む。奏法や音域、視覚で伝わるヴァイオリンの魅力のほかに、一番大切にしているのが『真心』だ。クラシック名曲からタンゴ音楽まで、時期や場所、聞いてくれる人を第一に演奏プログラムは入念に考える。ピアソラ五重奏団のピアニスト、パブロ・シーグレル氏に教わったというピアソラタンゴは人気で「ビート感があってキャッチーです。ぜひ聞いてほしい」と話す。

 ○…自宅と海老名市の音楽教室でヴァイオリンを指導。教室の時間は自分にとっても楽しい時間だ。「子どもの感性に大人の熱意。教えることは刺激になります」と話す。趣味は写真撮影。愛用の一眼レフは欠かせないアイテムだ。最近は工場夜景の撮影にも行ったのだとか。休日は自身のレッスンはもちろん、美術館巡りや読書、音楽鑑賞などで感性をインプット。今後はコンクールなどにも参加したいという。「これからも苦しい楽しいの繰り返し。さまざまなものに挑戦していきたい」と力強く話した。

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