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伊勢原 人物風土記

公開日:2016.04.22

伊勢原協同病院8代目の病院長に就任した
井上 元保(もとやす)さん
横浜市在住 52歳

地域医療に尽力

 ○…「地域に根差し、支えられてきた病院。これからも地域に密着し、地域で完結する医療を提供していきます」。4月1日付で8代目となる伊勢原協同病院の病院長に就任した。同院は1968年に伊勢原町立国保病院がJA神奈川県厚生連に移管されて誕生。以来半世紀、市民病院的な役割を担ってきた。現在は24の診療科を備え、地域の2次救急医療機関として機能する。「1次から3次までの医療機関がある伊勢原市。連携し地域医療を支えていきたい」と話す。

 ○…東京都生まれ。慶應義塾高校から慶應義塾大学医学部へ進学した。中学はバドミントン、高校で軟式野球、大学では医学部体育会ラグビー部に所属。元々スポーツが好きだったが、体が小さく、体作りの勉強を始めたことが医学の道に進むきっかけとなった。「ラグビーの合言葉、ワンフォーオール・オールフォーワンは協同組合の精神と同じ。仲間を大事にチームで動かなければ機能しない。病院と似ています」と話す。

 ○…大学卒業後は同院のリハビリテーション科を経て整形外科へ入局。栃木や群馬、横浜などの病院に勤務し、整形外科医としての技術を積み重ね、2003年に伊勢原協同病院の整形外科医長となった。治療後の「ありがとう」の言葉と笑顔が何よりの励みになるという。「本当に困ったときに医療を提供する体制づくりを進めていきたい」と話した。また今後は公開講座や講師の派遣、情報発信にも力を入れる。

 ○…今でも体を動かすことが好き。日曜日は筋トレ、5年前からはキックボクシングジムで週1〜2回汗を流す。「終わったときの爽快感が嬉しい」と笑顔。試合ではリングドクターを務めることもあるという。また家族での旅行もリフレッシュのひとつだ。「医師には体力も必要。職員一丸となって信頼され、愛され、選ばれる病院になれるように努力していきます」と力強く話した。

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