３月25日（日）に横浜で開催される「第22回全日本ジュニアスカッシュ選手権大会・Ｕ15」に成瀬中学校１年の坂田日葵さんと前川颯太さんが出場する。坂田さんは昨年の同大会・Ｕ13で準優勝、前川さんも３位に輝いている。

　スカッシュマジックアカデミー（石田スポーツプラザ）に所属する坂田さんと前川さん。25日から始まる「全日本ジュニア（Ｕ15）」に向けて、坂田さんは「昨年２位だったので優勝を目指し強気で試合に臨む」と気合十分。全日本スカッシュ協会の強化指定候補選手になっている坂田さんは、小学校２年の時にスカッシュ体験の募集を目にしたことをきっかけにアカデミーに入会。現在は陸上部にも所属し、週５日部活の練習後にアカデミーでさらに、３時間ほど汗を流している。

　前川さんも全日本選手権に向けて「年上の選手と戦うことになるのでベストを尽くし頑張りたい」と静かな闘志を見せていた。

　前川さんは４歳から同アカデミー隣のスポーツバンクフレックスの水泳教室に通っていたが、偶然目にしたスカッシュに魅了され、小２で入会。現在は週６日のペースで練習に励んでいる。西村佳子コーチは「地道な努力を継続している結果。将来が楽しみ」と期待を寄せている

市スポーツ賞に

　二人は、昨年の大会での活躍が評価され、このほど行われた伊勢原市制記念日表彰のスポーツ賞を受賞した。受賞に対し坂田さんは「うれしい、ただ試合結果には満足していない。力を出せずメンタルの弱さが出てしまった」と悔しさを見せた。一方、前川さんは「うれしい。昨年の試合では新たな課題も見つかり次につながった」と振り返った。同賞はスポーツで優秀な成績を収めた個人や団体に贈られるもので、今年は47人、２団体に贈られている。