伊勢原駅北口前で整備が進められていた暫定バス乗降場と暫定タクシー待機場の利用が11月5日(月)午前10時から開始される。また暫定タクシー待機場には、伊勢原駅周辺で初となる喫煙ブースも設置された。
このほど完成したのは、都市計画道路伊勢原駅前線用地を利用した暫定バス乗降場(約1000平方メートル)と、昨年度に市が用地取得したつゆきビル跡地に整備された暫定タクシー待機場(約350平方メートル)。整備に掛かった費用は約3300万円。
この場所は本来の計画では都市計画道路と駅前広場となる予定。しかし周辺地域の方向性決定や区域内の用地買収などの進捗、現在のバス折り返し場で行われる1日240回ものスイッチバックで発生する交通環境の段階的改善として、取得済用地の活用を進めたもの。
今年度から2022年度で進められている「伊勢原市第5次総合計画後期基本計画」の伊勢原駅北口周辺地区整備事業にも、同所の交通環境改善や、地元と協力した中心市街地としての土地利用にむけた推進が盛り込まれており、市担当者は「これを機に街区の土地利用の方向性を決め、整備が進められれば」と話す。
また今回の利用開始により、バス折り返し所に設置されていた【5】番のりば「糟屋経由愛甲石田駅行」が乗降場に移転する。
初の喫煙ブース
利用開始に先駆けてタクシー待機場の一角に喫煙ブースが設置され、10月12日から使用が開始されている。これは市民や駅利用者などの声を受けて、分煙や環境美化の観点から設置されたもの。設置費用は日本たばこ産業(株)が負担した。
10月23日には、日本たばこ産業(株)神奈川支社から栗山一哉支社長らが伊勢原市役所を訪れ、高山松太郎市長に目録を手渡した。
喫煙ブースは今後、市が維持管理を行う。また今回の設置により、伊勢原駅北口周辺のたばこ店に設置された灰皿は撤去された。
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