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公開日:2019.03.08

はがきでコミュニケーション全国発表大会
宮崎悠加さんが優秀賞
祖父母への想い伝える

  • 宮崎さんのはがき(左)と祖父母からのはがき作品/日本郵便提供

  • 宮崎悠加さん

 2018年度はがきでコミュニケーション全国発表大会(主催/日本郵便(株))がこのほど行われ、伊勢原市立大田小学校6年の宮崎悠加(はるか)さんがBブロック・高学年の部で優秀賞を受賞した。



 はがきでコミュニケーション全国発表大会は、仲の良い友人や遠方に住む祖父母など、大切な相手を思い浮かべてやり取りされた手紙を表彰するもの。全国の小学生を対象にはがきを募集し、9年目を迎えた今年は2285点の応募があった。



 Bブロックは神奈川県と東京都で構成され、高学年の部(5・6年生)には233点の応募があり、宮崎さんを含む4人が優秀賞に選ばれた。



 宮崎さんのはがきは、夏休みの自由課題で暑中見舞いとして愛知県の祖父母に宛てて書いたもの。



夏らしさを出すために、自身が花火大会を浴衣姿で楽しむ様子を絵に描き、言葉を添えた。



 「受賞できて嬉しい。本当はもっと会いたいので、手紙でコミュニケーションがとれれば良いと思って書いた」と祖父母への想いを話す。



 祖父母からの返信のはがきには「いつも幸せを祈っています」と孫への想いがつづられ、宮崎さんは「見守られている安心を感じ、嬉しかった」と話した。



 愛知県で酒蔵を営んでいるという宮崎さんの祖父母。はがきには日本酒の銘柄『義侠』の文字を彫った冬瓜を抱える宮崎さんの絵が描かれていた。



 宮崎さんが送ったはがきには、病気で入退院を繰り返す祖父を心配する言葉も書かれている。しかしその祖父は2月27日に他界。宮崎さんは「前に会った時は元気だったので悲しい。おじいちゃんはいつも私に『味方だよ』と言ってくれていた。これからもずっと見守ってくれると思う。大人になったらおじいちゃんのお酒を飲みたい」と話していた。 

 

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