大好きなまちのため全力

　○…40歳までの青年経済人で組織する、伊勢原市商工会青年部。43人の部員をまとめる、リーダーとして舵取り役を任された。任期は２年間。「青年部の“誓い”にも書いてある地域振興発展や、新しいまちづくりの原動力となれるように、若い青年の集まりなので、たくさん動いてしっかり活動していきたい」と意気込みを語る。

　○…就任１年目のスローガンに「Ｒｅｍａｋｅ」を掲げた。部員向けに月１回開催する例会の活性化や、市民向けに開催する青年部最大のイベント、大納涼まつりの充実、各部員の商売や青年部をＰＲする新たなイベントを今年11月に予定するなど、年間を通して事業を計画する。昨年度、創立50周年の節目を迎えた青年部。「先輩たちが築き上げてきた良いところを生かしながら、時代にあったやり方ができるように自分たちの手で変えていきたい」と話す。

　○…伊勢原で生まれ育った。地元で創業50年を超える小沼酒店の３代目。前掛け姿がトレードマークで、配達をメインに市内を回る。日本酒が好き。コップにつぎあいながら、仲間とコミュニケーションが深められるところが日本酒の魅力という。先輩の勧めで、青年部には21歳で入会。「仕事以外で同じ目標に向ってみんなで頑張ることができる。それによってまちを盛りあげることができるので、なかなかできる経験ではない」と青年部活動の醍醐味を話す。

　○…中学校から大学まで、卓球一筋。１年半前に結婚した妻とも、卓球が縁で出会った。これからの目標について尋ねると「自分たちのまちなので、このまちが盛りあがることをしたい。いまの仲間がずっと続いて、まちのために何かできればと思う。そろそろ商売もちゃんとやろうかな」と笑った。