新たな時代 切り拓く

　○…伊勢原市商工会青年部が主催する市民向けの一大イベント、「第44回大納涼まつり」の実行委員長を務め、仲間たちをリードする。テーマに「一新紀元（いちしんきげん）」を掲げた。「これまでの歴史の中で築き上げた土台の上に、新しいアイデアや企画を加えて、新時代のはじまりに相応しい伊勢原の夏の風物詩となるように期待を込めました」と語る。「子どもたちや保護者に楽しんでもらえる２日間にしたい。部員たちが裏方として一生懸命やっている姿も見て頂けたら嬉しいですね」と加えた。

　○…伊勢原で生まれ育った。３人兄妹の次男坊。１つ年上の兄の影響で野球をはじめ、小・中学校では「４番エース」として活躍した。下糟屋で間もなく創業50年を迎える（株）高井工務店に、20歳のときに入社。建築や不動産、官公庁の仕事も請け負う同社で、現在は常務取締役として営業を中心に現場を回り、社長である父や、専務取締役の兄とともに会社を盛り立てている。

　○…かつては父も入っていた商工会青年部。先輩の勧めで入会し、丸10年が経過した。50周年イヤーだった昨年度は、総務委員長を経験。ＪＡ青年部や伊勢原青年会議所（ＪＣ）との３団体交流事業の取りまとめに尽くし、部員増強では県の青年部から表彰されるなど、印象深い１年だったという。「さまざまな業種の方と関わることができ、つながりができるところが青年部の魅力。同じ目標に向かって仲間と事業を計画する中で、勉強をさせて頂いています」と話す。

　○…野球やサーフィン、ゴルフ、キャンプ、釣りなど、多彩な趣味を持つ。妻と４人の子どもと出かける時間が至福のひと時だという。「目標は会社を大きくすること。そして家族全員でハワイへ旅行することが夢ですね」と爽やかな笑顔を見せた。