伊勢原 人物風土記
公開日:2026.11.06
伊勢原市剣道連盟の会長を務める 河田 修一さん 東大竹在住 69歳
安易に楽な道へ逃げない
○…地域スポーツの振興に貢献した個人や団体を称える、2026年度生涯スポーツ優良団体表彰を受賞した市剣道連盟。今年70周年を迎え「先輩方の努力の積み重ねによるもの。今後は子どもたちに剣道の楽しさ、良い所を広め、次世代の剣道人口を増やしていきたい」と意気込む。
○…東京都出身。父親の勧めで中学で剣道部へ。高校、大学と続け、高校では都大会で2位という好成績を残した。試合では先鋒を任され、チームに勢いをつける役目を担った。卒業後、自動車の営業職として朝から深夜まで働きながら、週1日の休日に稽古という生活を送ってきた。「高校時代は稽古が嫌だった。大学、社会人になると自主性が求められ、ようやく好きになった。基本をもっと身に着けていればインターハイや国体も夢ではなかったかも」と笑う。
○…26歳の時に家族で伊勢原に移り住み約40年、会長職に就くまで板戸の揚武館に所属する。自身の稽古が週4回、子どもたちの稽古が週6回、そのほか中学校の外部指導員も務めるなど剣道中心の生活を送る。稽古の反省点を赤で記したスケジュール帳は、稽古の日程で真っ赤に。「自分には剣道しかない。大きな声を出し、体を動かす。竹刀がきれいに当たった時の爽快感がストレス発散になる。剣道を通じて礼儀はもちろん、何事にも物怖じしない心が養われたと思う」
○…「何事も一生懸命に」がモットー。日々子どもたちには「自ら限界を決めず、安易に楽な方に逃げてはいけない」と語り続ける。教士7段。剣士としてまだまだ高みを目指す。「若い剣士に勝つには気で圧倒し、迷いや恐怖を起こさせ、相手が動いたところを打つ。その境地に行きたい」と目を輝かせる。
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