2019年度緑化優良工場等関東経済産業局長賞の受賞工場がこのほど発表され、市内石田の株式会社アマダホールディングス(磯部任代表取締役社長)が受賞した。県内の事業所の受賞は6年ぶり。
同賞は緑化を積極的に推進し、敷地内外の環境整備に顕著な功績があった工場や、事業所等を表彰するもの。今年度は5つの工場等が受賞した。
同社の伊勢原事業所は、グループの中核をなす事業所として、本社機能のほか、販売・サービス本部、展示場と金型製造工場があり、現在は約2000人の従業員が通っている。同社は約40年前の1979年、創業30周年を機に、本社棟と展示場を建設。顧客を迎えるための空間づくりと、社員の職場環境の向上をめざして、室内緑化や屋上庭園の設営に取り組んできた。
今回の受賞は、丹沢山系から同事業所まで延びるグリーンベルトに、動物が自由に移動できるエコロジカルネットワークが形成され、事業所内でアオサギやカルガモ、クロジなどの多種多様な野鳥が確認されている点や、「将来に残る緑化」をめざした伝統・文化・芸術と緑化の融合、障がい者の活躍の場として室内緑化や壁面緑化を推進する取組みなどが評価されたもの。
同社の磯部社長は本紙の取材に、「この度は栄誉ある賞を賜り、誠にありがとうございました。環境活動は今後もアマダグループにとって、ますます重要になると考えています。これからも、地域の皆さまとともに環境保全に努め、伊勢原市の環境との調和を図ってまいります」とコメントを寄せた。
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