伊勢原 トップニュース社会
公開日:2020.01.31
ほっとカフェ
介護者に憩いの場
歌声喫茶などで交流
家族を介護している人に「ほっとできる場所」を提供しようと、家族介護者のための集いの場「ほっとカフェ」が1月22日、市内桜台の「陶芸もできるカフェ&居酒屋の風海(ふうみ)」で初めて開催された。主催は伊勢原南部地域包括支援センター。
この取り組みは、家族の介護をする人に、リフレッシュしてもらう場を提供することが主な目的。昨年7月の地域ケア会議で、ケアマネジャーから介護者の気分転換の場がないという意見がでたことがきっかけ。同支援センターが、定期的に歌声喫茶を開催している風海の小林功治オーナーに協力を依頼し、企画が実現した。
この日は、家族を介護している人を中心に、介護を受けている人や見学者など17人が参加。介護サービスを手がける(株)ツクイのスタッフもオブザーバーとして出席した。
参加者らは同店の歌声ボランティア「うたごえ風海」のメンバーらの伴奏で、一緒になって童謡や唱歌などを歌った。その後は、お茶を飲みながら介護者同士でお話会を実施。「老老介護が心配」「デイサービスを利用することで自分の時間を持つことができる」など、普段の介護で感じていることや近況などを語り合った。
この取り組みを担当した同支援センターの保健師、眞柄佳代子さんは「参加者のみなさんから『楽しかった、ぜひ続けてほしい』との声が聞かれてほっとしています。定期的に開催ができるよう、風海さんやボランティアの方と話し合いをしていきたい。送迎の手配をするなどの工夫が必要と考えています」などと話した。
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