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伊勢原 人物風土記

公開日:2020.02.21

伊勢原南公民館のまつりで手作りおもちゃ大会を開く
相澤 實さん
桜台在住 74歳

趣味活かし地域へ恩返し

 ○…あす2月22日(土)と23日(日)に開催される南公民館まつり。2日目に、自作の木製おもちゃで子どもに遊んでもらうイベントを初めて開催する。おもちゃは、NHKのテレビ番組「ピタゴラスイッチ」のような、さまざまな仕掛けが施された装置を、ビー玉が転がっていくもの。「どういうからくりになっているかを考えながら遊べるし、限られた数のおもちゃを、譲り合う心も学んでもらえたら」

 ○…杉並区出身。中学入学を機に伊勢原へ。少年時代から手先が器用で、竹馬や鳥かごなどを手作りしていた。高校卒業後百貨店に勤務。広報部門に従事し、有名な家具作家の作品販売に携わったのがきっかけで、家具作りを始めた。退職後に市社協主催のおもちゃドクター講習会を受講。おもちゃドクターは、南公民館やシティプラザで壊れたおもちゃの修理などを行うほか、子ども科学館ではおもちゃで遊ぶイベントも開催するボランティア。活動を通じ、木製のおもちゃ作りを思い立った。「大事なおもちゃが直って喜ぶ子どもたちの笑顔や、楽しそうに遊ぶ姿を見るのがやりがい」と話す。

 ○…趣味の家具作りを通じて出会った仲間と、オロンド木好クラブを立ち上げ25年。クラブの会長を務めて6年、3月には記念の木工展を開く。「自宅の家具はほとんど自作。お気に入りはムクの木で作ったテーブル。傷を削りながら愛用しています」と微笑む。

 ○…現在、成瀬小学校の校務整備員として学校をサポート。また南公民館では、手すりやおむつ台の設置などを無償で手掛けた。「会社員時代、地域とのかかわりが持てなかったので、地域の人の役に立てるのはうれしい。これからも地域への恩返しを、自分のできる範囲でしたいです」

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