今年創立110周年を迎える、市内見附島の向上高校(直理賀一校長)の新グラウンド「向上令和グラウンド」がこのほど完成。6月21日(日)に学校関係者や工事関係者など最少人数で竣工式が行われる。
「あなたの夢、応援します。」と銘打って、2016年から建設事業が始まった新グラウンド。生徒の夢を実現できる施設を整えることで、生徒の教育環境を充実させ、心身を鍛え汗を流すことで夢に向かってまい進してもらおうと建設が進められてきた。
新グラウンドの建設には、近年の生徒数増加による施設不足などのほか、新東名高速道路の建設による機能保証などが重なったことが背景にある。特に硬式野球部は昨年夏の段階で131人と、「県内の高校で一番部員数が多かった」にもかかわらず、専用のグラウンドを所有していなかったという。
新グラウンドの完成によって、多くの部活動が利用できるようになるほか、学校行事などでも利用することで、活発な教育活動が展開できるようになる。
人工芝のグラウンド
新グラウンドは、小田原厚木道路を挟んで校舎の北西に建設。両翼95m、センターまで120m、敷地面積1万9735平方メートルの人工芝グラウンド。フェンスの青色や縞模様に配置された人工芝は、夏の甲子園予選決勝でも使われるヨコハマスタジアムをイメージして造られた。スタンドは約120人収容、照明灯6基を備え、硬式野球の公式戦にも対応している。
また新グラウンドは地域との連携事業として施設を開放し、硬式野球の中学校のクラブチームなど市内外のスポーツ交流、育成の場としての活用も視野に入れているという。
直理校長は「多くの生徒が夢に向かってまい進することを期待している。今年は残念ながら夏の全国高校野球大会と県大会が中止になったが、硬式野球部には伊勢原市から初となる甲子園出場を果たしてもらいたいと思います」と話した。
県代替大会に参加
新型コロナウイルス感染拡大の影響で今夏の全国高校野球大会選手権大会と県大会が中止されたが、県高野連が6月12日、独自に代替大会を開催することを発表。同校硬式野球部も参加を決めた。同部の平田隆康監督は「3年生にとっては最後の大会となるので、有終の美を飾れるよう準備をして大会に臨みたい」と意気込みを語った。また新グラウンドのお披露目となるオープニングゲームも現在計画中だという。
同校では、建設事業費に充てるため、2017年から募金を開始。在校生の保護者や卒業生などから6月15日までに約3700万円の募金が集まった。募金は2021年3月まで受け付けており、だれでも支援できる。一定以上の寄付で、氏名や団体名が銘板に掲示され、新グラウンドに顕彰される。問合せは同校事務室【電話】0463・94・1234へ。
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