認定NPO法人地域福祉を考える会の理事長に就いた 端山 清さん 67歳
人の役に立ちたい
○…医師やボランティアらによって1992年に発足した地域福祉を考える会。「誰もが優しく支え合う街」を目標に、一人暮らしの高齢者と電話でつながる「友愛電話」事業や、障害者や高齢者のための「成年後見」事業のほか、学習サポートやこども食堂などの子育て支援活動を行う。「時代の変化に合わせて支援も対応していく必要がある。周りの人に助けてもらいながら会を運営していきたい」と抱負を語る。
○…秦野市出身。人が好きで、皆で何かを成し遂げることに達成感を感じていたことから、高校生の頃から街頭募金や高齢者施設の慰問などボランティア活動に参加していた。大学卒業後、「人の役に立つ仕事がしたい」と伊勢原市役所に入庁。福祉や広報、自治会、青少年、市民活動などの関係部署に携わり、ボランティア活動にも積極的に参加した。「多くの人に出会い、刺激を受け、勉強になった。その経験を生かすのがボランティアだった」と話す。
○…市役所を定年退職後、中央公民館に再任用。その頃前理事長に誘われ同会に入会。理事として活動してきたが、前理事長の急逝を受け理事長に推薦された。「市に何か恩返しをしたいと思っていた。前理事長が志半ばで他界されたこともあり、引き受けた」。現在は老人福祉センター阿夫利荘のセンター長も務め、施設管理や講座の開催などに従事する。
○…趣味はキャリア30年のガーデニングと家庭菜園。5年前には「庭で作業したい」と転居したほど。「1年草を育てるのが好き。店頭で手に入らない種は通販で取り寄せることもある。あのゴーヤも皆に配っているよ」とセンターの中庭に作られた緑のカーテンを愛おしそうに見つめた。秦野市在住。
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