社会福祉法人伊勢原市手をつなぐ育成会の理事長を務める 大杉 あや子さん 桜台在住 72歳
人のつながりを大事に
○…知的にハンディキャップを持つ人への、就労支援や訓練、生活支援を行う地域作業所「ドリーム」をはじめ、生活介護事業所などを運営する伊勢原市手をつなぐ育成会。このほどドリームの施設内にポップコーンの製造販売工房をオープンした。「職員の提案で『利用者に仕事を』という思いから作った。利用者の皆さんがやりがいを感じているので良かった」と話す。
○…長崎県出身。28歳で結婚を機に伊勢原に。福祉との関りは長男が1歳半の時に知的障害があると分かってから。それまで周囲に障害のある人がいなかったため、「どうやって育てていけばいいのだろうと目の前が真っ暗になった」と振り返る。しかし「時間は戻らないし、社会にはいろいろな人がいる。無理せず、この子なりに育てよう」と気持ちを切り替えた。「前向きな性格。今を一生懸命生きればどうにかなると思っている」
○…育成会には障害のある子を持つ家族との交流などを目的に入会。20年前に会長に推薦された。同会は、2004年に市が運営していたドリームの指定管理者になり、その後NPO法人格を取得。会長として施設運営の安定化と法人の発展、職員の立場などを考え、16年の社会福祉法人格取得に尽力した。「会員や職員、地域の方など周囲の人に助けられてきた。息子が皆さんのお世話になっているので、少しでもお役に立てればと思って活動してきた」と微笑む。
○…人との繋がりを一番に、夢中で走り続けてきた。「激動の人生。頂いた仕事を大事に、できることをやってきただけ。息子のおかげで福祉と関わり、多くの人と出会えて幸せ」。今後は次の世代へバトンを渡し、できることを繋げ、福祉の発展に努める。
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