伊勢原市教育委員会教育長に就任した 山口 賢人さん 上粕屋在住 62歳
伊勢原愛を子どもたちへ
○…4月1日付けで新たに教育長に就任した。「大人に元気がないと子どもは不安になる。子どもは地域の宝。地域全体で育てていかないといけない。これまでの経験を生かして教育長を務めたい」。教育委員会や学校の職員がそれぞれの立場で夢や思いを語り合える職場づくりをめざす。
○…伊勢原市出身。数学が好きで日本大学理工学部数学科に進学。3年の時に教育実習で母校の山王中を訪問し、教員になることを決めた。当時母校には10歳離れた弟が通っていたこともあり、弟の友人らが声をかけてくれて楽しい時間を過ごせたことが大きかった。数学科の教諭として最初に山王中に赴任し、伊勢原中や中沢中を経て市や県の教育委員会、8年前に比々多小の校長に就任。その後は県立総合教育センターで今年3月まで勤務していた。「振り返れば常に周囲に助けられた幸せな教員生活だった。だから子どもたちには、困った人に手を差し伸べ、自身も助けてもらえるような大人になってほしい」。
○…現役時代は仕事中心の生活で、没頭する趣味がなかったが、座り込んで庭の草刈りなどをするのが子どもの頃から好きな時間だった。また実家の梅の木の剪定をしながら、先生や子どもたちの顔を思い浮かべ、皆の成長を想像するのが楽しいという。「考えを整理する良い時間だったんです」と話す。
○…自然が多く、伝統や文化が根付くなど、多様な面があるのが伊勢原の魅力であると、学生時代の一人暮らしで伊勢原を離れて気が付いた。「伊勢原は素直な子が多く、まち全体が新しい人を受け入れる風土がある。それが伊勢原らしさ。子どもたちを『伊勢原愛』を持って社会貢献できる大人に育てたい」とほほ笑む。
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