自身の水彩画作品展をアゼリアで開催している 鈴木 教之さん 下糟屋在住 69歳
芸術でまちを元気に
○…ふるさと伊勢原の情景や印象に残った各地の古社寺、風景を描いた作品約10点を展示している。「コロナ禍で皆が辟易としている。絵を通じてなんとか地域や市民の皆さんを元気にしたいと思い、作品展を開催した。少しでも安らぎを感じてもらえればうれしい」とほほ笑む。
○…伊勢原市出身。教師だった父親が絵画教室を立ち上げ、市の美術協会会長を務めるなど、幼い頃から絵が身近な存在で、気付いたら自身も絵が好きになっていたという。成瀬小・中、平塚江南高校を経て慶應義塾大学に進学。卒業後、民間企業を経て伊勢原市役所に入庁。企画や財政、保健福祉などを歴任。2010年から約6年間教育長を務め、大山の日本遺産認定に深く関わった。「歴史を勉強し、地域文化の必要性を深く感じた」。その頃から地域文化を掘り起こしたいと思うようになった。
○…休日に筆をとることはあったが、本格的に水彩を描き始めたのは60歳を過ぎてから。「想像していたイメージ通りに描けると楽しい。毎晩、晩酌後に絵と向き合う。趣味というよりも生活の一部」と話す。また父親が立ち上げた水彩画サークル「水鈴会」を受け継ぎ、成瀬公民館で月に2回講師を務めている。「絵は上手くなくていい。見る人に関心をもってもらえれば。だから身近なもの、風景が多い。とにかく絵を描くことが楽しい」。歴史も好きで、古い寺社巡りは作品にもなっている。
○…郷土出身の画家たちの作品や功績をまとめる作業を進めている。「古いと言われそうだけど、手で描くというアナログなことを残す必要がある。手作業だからこそ伝わるものがある。次世代のために文化芸術の面でまちを盛り上げていきたい」と目を輝かせる。
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