小学生女子サッカーチーム、成瀬エンジェルスの監督を務める 重田 篤史さん 石田在住 49歳
仲間の大切さ伝えたい
○…成瀬地区で活動する小学生の女子サッカーチーム、成瀬エンジェルス。10月23日から31日にかけて開催された県少女サッカー選手権でベスト４に入り、来年千葉県で初開催される関東大会への出場権を獲得した。「春から関東出場を目標に練習を重ねてきた。次は関東で優勝できるよう目標を再設定し、彼女たちを優勝に導きたい」と意気込みを語る。
○…生まれも育ちも伊勢原。緑台小学校３年の時に友人がサッカーをしていたので、自身も成瀬サッカー少年団に入った。成瀬中、伊志田高校を経て桐蔭大学へ進み、現在はＩＴ企業の役員を務める。大学生の頃から少年団のコーチを務め、10年前からは男子チームの監督を務める。エンジェルスの結成は3年前。女子チームが市内になかったため、自ら市内初の女子サッカーチームを立ち上げ、少年団の４年生チームの監督と兼務している。
○…「とにかくサッカーが好き、それだけ」と言う通り、現在は平日仕事で、週末はサッカーの日々を送る。サッカーの魅力について「仲間と一緒に目標に向って時間を過ごすことで生まれる絆は、かけがえのないものになる」と話す。今はコーチや保護者など、子どもたちを通して仲間が増えている。自身が経験したように子どもたちに「大人になっても付き合える仲間をたくさん作ってほしい」と微笑む。
○…高校生の息子と、エンジェルスに所属する小学４年生の娘の２児の父。女子は中学生になるとクラブチームか、男子と一緒に部活で活動する場合がほとんど。そのため小学校卒業を機にサッカーを辞めてしまう子どもも多いという。「中学生の女子チームを作りたい。いずれは日本代表を輩出できたら」と笑顔で話した。
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