県学校保健功労者表彰を受賞した 井上 渉(わたる)さん 伊勢原在住 68歳
児童の健康を支え続ける
○…県が学校健康教育及び学校安全の推進に功績のあった個人や団体を表彰する、学校保健功労者表彰。市内伊勢原にある井上医院の院長で、高部屋小学校の学校医として、児童の健康管理や年1回の健康診断、入学前の健康診断など、10年以上にわたり従事してきたことへの功績が称えられた。「高部屋小学校の子どもたちは元気な子が多い。責任も大きいが、子どもたちと接するのは楽しいし、元気をもらえる」と微笑む。
○…生まれも育ちも伊勢原。家業は祖父が大正11年に開業した病院だったため、小学生の頃から将来は医師になることを決めていた。伊勢原小、伊勢原中、慶応高校を経て、東海大学医学部へ進学。糖尿病内科で学んだ。卒業後、6年間神奈川病院で勤務。研修医、助手を経て1992年に実家へ戻った。患者が訴える症状の他に、何か心配事がないかなど、患者が言い出しにくいことを聞き出すという。「言葉以外に、雰囲気や表情などを見る。話しやすい雰囲気を作るため、できるだけ優しく語りかけるように心掛けている。患者さんの症状が改善した時がうれしい」と笑顔で語る。
○…読書好きで、歴史小説や探偵小説などがお気に入り。ゴルフも好きで、キャリアは40年。家族でラウンドすることが多く「スコアは全然」と笑う。31歳で結婚。2人の息子に恵まれ、どちらも医師として活躍している。「いずれ長男が戻ってきてくれる。一緒に病院をやっていくのが楽しみ」と嬉しそうに話す。
○…伊勢原の地域医療に携わって約40年。祖父の代から通う患者さんもいるほど地域住民の信頼も厚い。「地域の皆さんの健康を守れるように、これからも自分ができることをやっていく」と意気込みを語った。
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