伊勢原 文化
公開日:2022.02.11
市内で節分祭
コロナ禍で規模縮小
2月3日の「節分の日」にあわせて、市内の神社では「節分祭」が執り行われた。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、各神社とも2年連続で、関係者による神事のみが行われ、特設舞台の設置や福豆まきなどの行事は行われなかった。福がくるよう、また、コロナが早く終息するように、神様に願った。
大山阿夫利神社
標高約700mに位置する大山阿夫利神社(目黒仁宮司)の下社では、93回目を数える節分祭が行われた。
第1部は講社関係者が、第2部には講社以外の約120人が出席。拝殿では目黒宮司の祝詞奏上に続き、四方の邪気を祓う特殊神事「弓矢鉾の行事」と、金銀の豆を撒く「打豆の行事」が執り行われた。
その後、出席者らは拝殿前に移動し、豆まきを行った。目黒宮司は「昨年、一昨年とコロナ一色だが、明るい年になるようにお祈りさせて頂きました」と話した。
比々多神社
三之宮比々多神社(永井武義宮司)では、午前、正午、午後と3回に分けて節分追儺祭を実施した。
新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、関係者のみの参列で式典のみ執り行い、昨年に続き、「豆まき・宝まき」は中止した。
この日は宮司の祝詞の奏上などの後、天地四方の災いを払うために神職が弓を弾く「鳴弦の儀」が行われた。永井宮司は参列者に「悩み苦しみがあることも神さまは見届けている。ご加護のもと、少しでも明るく元気な明日に向かうことを願っている」と話した。
伊勢原大神宮
「大神宮さん」の愛称で親しまれている、市内伊勢原の伊勢原大神宮(宮本佳昭宮司)。
コロナ禍のため昨年に続き、今年も神社関係者10数人のみが参加した。
宮司による祝詞の奏上や、巫女による舞の奉納などが行われた。
宮本宮司は「コロナの終息をお祈りさせて頂いた。明日から新しい年が始まる節目。皆で気持ちを新たに、良い1年にして頂けたらと思います」と話した。
神事の後、境内では宮司と参加者が開運や厄除け、健康を願い豆まきが行われた。
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