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公開日:2022.07.08

伊勢原郵便局
500万円の詐欺被害防ぐ
西峯主任に感謝状

  • 植松署長と感謝状を手にする西峯主任

 500万円の詐欺被害を未然に防いだとして伊勢原警察署(植松宏文署長)は6月29日、伊勢原郵便局(向後正樹局長)窓口営業部の西峯美保子主任に感謝状の贈呈を行った。

 6月7日、80代男性が通常貯金から500万円払い戻したいと窓口に来局。担当の西峯主任が「どういったことにご利用ですか」と尋ねると男性は「旅行代金の支払い」と回答。不審に思った西峯主任は旅行計画書の有無を確認し、持参するよう伝えると、再度来局した男性が「旅行は息子が計画しているからなかった」とのこと。「こんな高額な旅行はコロナ禍にないだろう」と、伊勢原警察に通報するよう他の局員に指示し、詐欺被害を未然に防ぐことができた。

 西峯主任は「ご本人は身分を証明するものもなく、本日中にお金が必要とのことから詐欺を疑い、窓口担当で情報共有を行った。一人でも被害を防ぐことができてよかった」と話す。

 植松署長は「広報やパトロールなどで被害防止を啓発しているが警察だけでは難しい面もある。日頃からの協力に感謝したい」と述べた。

管内で6件発生

 伊勢原署管内では今年1月から6月末までに6件の特殊詐欺が発生している。内訳はオレオレ詐欺が4件、還付金詐欺1件、詐欺その他窃盗が1件で被害総額は約1590万円。「変だ」「おかしい」と思ったら通報するよう同署では注意を呼び掛けている。

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