「地域で育てる、みんなの宝」。子育て支援に力を入れる伊勢原市では「ファミリー・サポート・センター支援会員」や「子育てサポーター」が市の実施する子育て支援施策に協力し、子育ての知識や経験を活かして多彩な活動を行っている。
ファミリー・サポートとは子育てを応援してほしい人を支援する制度で２００２年からスタートした。保育園や幼稚園への送迎や子どもの預かりなど子育ての手伝いをする有償ボランティア。平日の午前７時から午後７時までを基本時間とし料金は１時間７００円、土日や祝日、基本時間以外は１時間９００円となる。支援会員になると依頼会員の要望に対して事務局がコーディネート、了承した会員がサポートを行う。
支援会員は現在１６９人で、送迎などのほかに、保護者などの外出等の場合の援助なども行っている。
05年から始まった子育てサポーターは、親子が集まる「つどいの広場」や「子育てひろば」、子育て支援センターの「フリースペース」などに出向き、子育て中の母親の話を聞いたり、子どもと遊んだりするボランティア。離乳食教室などの手伝いも行われており、現在１１５人が登録している。
市では子育て支援の輪をさらに広げようと伊勢原市役所２階ほかで10月６日（木）から21日（金）までの７日間程の予定で「子育てサポーターとファミリー・サポート・センター支援会員の養成講座」を開催、現在受講者を募集している。
講座は、保育の基本、子どもの発達、小児看護の基礎知識、食育の重要性や遊びを通じた子育てなど多彩なテーマに行われる。
対象は、子育て支援に関心があり、市の関係施策などに子育て支援ボランティアとして協力できる心身ともに健康な市内在住者。保育士資格、幼稚園教諭免許取得者、神奈川県子育て支援員研修受講済みの人は事前に相談を。申し込みは電話連絡の上、９月22日（木）までに応募手続きを行う。
ファミリー・サポート・センター事務局では「地域の方々みんなで子育てを。ぜひご参加ください」と話している。詳細は同センター事務局（市役所分室内）【電話】０４６３・７４・５５９６へ。
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