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公開日:2022.08.26
大山詣り
日本遺産に認定継続
地域活性化の取組が評価
2016年度に文化庁から日本遺産に認定された「大山詣り」のストーリー。このほど同庁の日本遺産審査・評価委員会による継続審査が行われ、地域活性化の取り組みなどが評価を受け、認定継続が決定した。
日本遺産は2015年度に創設された制度。地域の歴史的魅力や特色を通じ、日本の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定している。さまざまな文化財を総合的に活用し、その魅力を国内外に発信することで地域活性化を図ることを目的としている。
認定されたストーリーは「江戸庶民の信仰と行楽の地〜巨大な木太刀を担いで『大山詣り』〜」。
鳶などの職人が巨大な木太刀を江戸から担いで運び、大山の滝で身を清めてから奉納と、大山山頂を目指す庶民参拝である「大山詣り」を表したもの。江戸の人口が100万人のころ、年間20万人もの参拝者が訪れていて、今も先導師たちによって脈々と引き継がれている。
今回認定継続が認められたのは、宿坊体験型教育旅行(修学旅行など)の企画や日本遺産に関連した講演会の実施、うまいものセレクトなど新商品の開発や周知を目的としたマルシェの開催など、地域活性化や観光振興への取り組みなどが評価された。
現在、日本遺産の事業には市の補助金などが充てられている。市商工観光課によれば「認定から6年で一定の評価を受けた。将来的には組織の自走・自立に向けた体制整備や、財源確保などが求められるので、新たな基金創設などが課題になる」と話す。
宿坊体験型教育旅行は2018年から開始。以来、毎年2校ほどが大山を訪れているという。同課では「旅行数を増やしPRなどの財源確保につなげていければ」とも話している。
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