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公開日:2022.08.26
2021年観光客数
前年比6%増の141万人
コロナ前の約7割
神奈川県は8月5日、2021年に県内を訪れた入込観光客に関する調査結果を発表した。伊勢原市の延べ観光客数は141万1642人で前年の133万730人から約6%の増加となった。
伊勢原市商工観光課によると、21年の観光客数は前年から8万912人の増加となり、内訳は日帰り客数が前年比5・7%増の132万7421人、宿泊客数は11・8%増の8万4221人。市内でも観光客が最も多い大山地区は91万7687人で前年から4・9%増、宿泊客数は5・4%増の8974人、日帰り客数は4・9%増の90万8713人だった。日向地区の観光客数は13万416人で約7・5%の増加、宿泊客数は15・0%増の8114人、日帰り客数は7・1%増の12万2302人だった。
20年は深刻なコロナ感染拡大の影響に見舞われ、緊急事態宣言などが発出、市内では大山等への来訪者の減や道灌まつりの中止などで観光客数は19年の198万5千人から133万1千人と約65万人の減少となった。現在も新型コロナの影響は続いているが21年はコロナ禍以前の7割ほどの水準となった。
商工観光課では「コロナ禍当初では緊急事態宣言やまん防などによる行動制限、大山ではケーブルカーの運休なども影響した。新東名の開通などもあり、最近では家族単位や少人数で移動し、ハイキングやトレッキングを楽しむなど、行動変容も増加の要因のひとつでは」と話している。
丹沢・大山は74万人増
丹沢・大山地域(秦野市・厚木市・伊勢原市・中井町・大井町・松田町・山北町・愛川町・清川村)の21年観光客数は約1150万人で前年比74万人の増加となった。近隣の秦野市では弘法山や丹沢表尾根大倉などの観光地点での来訪者で28万人の増加となり、清川村は「宮ケ瀬クリスマスみんなのつどい」の開催などで75万人の増加、一方で松田町では桜まつりなどのイベント中止で11万人の減、愛川町では河川敷閉鎖によるキャンプ客の減少などで25万人減少した。
県全体では877万人増
県全体の観光客数は延べ1億1725万人で、前年(1億849万人)より877万人(8・1%)の増加となった。
県内ではこれまで、09年に1億8357万人に上ったが、11年は東日本大震災の影響で1億5197万人に減少。12年以降は増加傾向にあり、17年に初めて2億人を突破した。以降、18年は2億26万人、19年には過去最高となる2億467万人と、3年連続で2億人を超えていた。
ただ、20年は新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大した影響で、前年の半数近くまで激減していた。
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