何事も楽しまないと

　○…産業能率大学湘南キャンパスの学園祭「瑞木祭」があす11月５日（土）、６日（日）にオンラインと対面のハイブリッドで開催される。今年掲げたテーマは「いつもの場所で、いつもと違うオモイデを」。「『思う』と『想う』、両方の意味を合わせてカナにした。見る側も演者側もそれぞれが人に寄り添ってオモイデを作ってほしい」とほほ笑む。３年ぶりの対面開催にも「来場できるのは本学部生だけなので、地域の方などは配信で見てほしい」。

　○…東京都渋谷区出身。地元の小・中学校に通い、将来イベント制作やエンタメに関わりたく、マーケティングを学ぶために産業能率大学に進んだ。入学時からコロナ禍で、前期はキャンパスに通えない日々が続く中、「何か大学の活動に参加したい」と実行委員会に入った。

　○…実行委員会では１、２年時来場者のバスの運行ダイヤづくりなど裏から支えた。「人前で話すことや人の上に立つことが初経験。配信やマスコミの方など、外部の方と接することで良い勉強になった。普通の学生では経験できないことができた」と成長を実感する。「楽しまないといけない」をモットーに実行委員会の後輩には自分から話しかけたりし、風通しの良い雰囲気づくりに努めた。「90人近いメンバー全員を見ることができなかったのが反省点。後輩たちには今年の経験を次につなげていってほしい」と語る。

　○…ヒップホップが好きで、休日はライブに出かけることが楽しみ。中学校が原宿だったことなど、音楽が常に身近にあったことからファッションへの関心も高い。「エンタメに興味があるのは、音楽やファッションに敏感な街で育ったことが大きいと思う」と笑顔で語った。