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伊勢原 人物風土記

公開日:2022.12.02

「己書幸座」を12月6日(火)に南公民館で初開催する
原田 朋美さん
串橋在住 56歳

人生楽しまないと損

 ○…筆ペンを使って絵のような文字を書く「己書」。書き方や書き順など「こうしてはいけない」という縛りがなく、書く人の思うままに自由に表現できる。日本己書協会クローバー道場の師範として教室を市内で開き、12月6日(火)には南公民館で初めて「幸座」を開催する。「手軽に誰でも始められる。文字を否定しないので、自己肯定感が高まり、気分良く楽しめる」とほほ笑む。

 ○…昨年6月に市内で開かれた己書幸座に参加したのがきっかけで習うことに。「自分の文字にコンプレックスがあり、年賀状の季節が憂鬱だった。己書はそれも味わいと知り、面白かった」と振り返る。今年7月に師範になり、月に1度幸座を開く。「ほかのことを考えず集中できる。生徒さんは書くほかに、会話や皆と一緒に過ごす時間を楽しんでくれているのでは」と語る。

 ○…愛知県出身。幼稚園の教諭をめざして大学に進学。卒論の題材で日本と外国の子どもの絵の違いを調べるため、渡米した。「友人たちの誘いも断ってアメリカに行くためのお金を貯めるために必死にアルバイトをしました」と笑う。自分がこうと決めたら、周りに流されることなく我が道を行く。伊勢原には結婚を機に23歳から暮らす。

 ○…己書のほかに、トールペイントやタロット占いの講師、FM局のパーソナリティーも務める。「折角生きているんだから人生楽しまないと損だと思う。始めたからにはその面白さを人に伝えたい思いが強い」。それぞれの教室で生徒への話題提供のために本や新聞、映画や芝居などのさまざま情報にアンテナをはるほど。「何か見えない力に動かされて、伝える側にいる気がする。今後も自分が信じた道を進んでいきたい」と笑顔で語った。

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