伊勢原 人物風土記
公開日:2023.03.10
手巻き寿司体験会を開催した和膳照國の代表取締役を務める
林 義博さん
平塚市在住 45歳
失敗を恐れず挑戦する
○…「食の役割は人との出会いを見出し、縁を繋いでいくこと―」。地域住民や常連客との交流と子どもたちに新しい体験をしてもらうことを目的に、手巻き寿司体験会を初めて実施した。「まずやってみることが大事。うまくいくかどうかはやらないと分からない。体験して初めて経験になる。それを伝えたかった」と話す。
○…群馬県出身。大学進学を機に平塚へ。数学教師を目指していたが、社会勉強になればと和膳照國でアルバイトを始めたのがきっかけで食と関わることに。パソコンに向かう方が好きなほど、人づきあいが苦手だったが、会長から「人を大事に」という教えを学び、長い人生で多くの人と出会う方が価値があると考えるようになり、照國で働く道を選んだ。
○…仕出しなどの配食サービスや従業員の管理だけでなく、寿司のにぎり方や刺身の切り方など厨房も覚えた。「もともと料理人じゃないので必死だった。店だけでなく配食の現場で多くの人と出会った経験があって今の自分があると思う」。支配人を経て社長に就任して12年。向いていないのではと悩むこともあったが、常に相手に感謝と敬意を払うことを大事にしてきた。コロナ禍で売上が激減するも、諦めず社会の変化に対応することが生き延びる術だと、チャレンジを続ける。「付加価値は人にある」との考えから、コロナ禍でも従業員を一人も解雇していない。「照國で働く人は全て財産です」
○…結婚して15年。2児の父親。社長としての悩みは常に付きまとうが、愚痴をこぼさないのが信条。「今年は地域の方に貢献できるよう、新たな店づくりを従業員一丸となってチャレンジする計画を進めている」と次の挑戦に向けて、目を輝かせていた。
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