市立緑台小学校(佐藤幸也校長)の3年生60人(1組29人、2組31人)が11月8日、社会科の授業の一環として市役所を訪れ、市議会議場の見学と模擬議会を体験。あわせて庁舎内各フロアの見学なども行った。
同校では、伊勢原市内の知らなかった建物や土地の高低差について確かめ、公共施設の分布、交通機関の発展などさまざまな見方をもって見学し理解することを目的に、「市内めぐり」 を行っている。
この日はそうした取り組みの一環として市議会議場見学と「模擬議会」と称した学級会活動を実施。1組は「総合的な学習の時間で作る災害食料理について」、2組は「雨でも遊べる校庭にするために屋根を付ける」と、クラスごとに決めたテーマに沿って話し合いを行った。
クラスごとに入れ替わりで模擬議会が行われ、議会が始まる前に、議会事務局職員が市議会について解説。議員数や任期、どのように議員が選ばれ、どのようなことが話し合われているかなどを学んだ。
児童は各議席に備え付けられた、氏名が書かれた「氏名標」やマイク、自分の姿が映し出されたモニターに興味津々の様子だったが、議長役の児童の合図で議会が始めると、空気が一変。クラスごとに決めたテーマに沿ってさまざまな意見が交わされ、最後に賛成か反対か、どの意見を採用するかなどの採決も行った。
模擬議会を終えた児童からは「緊張して足がガタガタ震えた」、「普段できない体験がたくさんできた。今日学んだことを今後の勉強に活かしていきたい」、「議長席から皆の意見を聞く態度や姿勢が良く見えた」などの声が上がっていた。
議会事務局職員によると模擬議会は、近年市内10の小学校で緑台小のみが実施しているという。
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