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公開日:2023.12.01
大山能フェスタ
子どもたちが舞を披露
プロ能楽師による指導も
大山能フェスタが12月3日(日)、中央公民館1階展示ホールで初開催される。文化庁の補助金を活用して行われる同催し。大山能狂言親子教室に参加した子どもたちによる発表や、プロ能楽師による体験講座が行われる。伊勢原市地域文化財保存活用協議会が主催。
大山能狂言親子教室は、大山能を継承する目的で活動する有志団体「大山能楽社保存会」が主催し、若い世代に向け、地域にある伝統芸能の浸透や次世代の育成を目的に今年5月から大山阿夫利神社能楽殿でスタート。10月に行われた火祭薪能や、同フェスタで発表することを目指して練習を重ねてきた。
幽玄の世界を間近で体験できる同フェスタ。2部制で、1部では親子教室の発表会と修了式が行われ(午後2時〜)、伊勢原市固有の仕舞「道灌」をはじめさまざまな曲目を発表する。
2部では観世流能楽師・松木千俊氏を講師に迎え、能楽体験講座が行われる(午後3時15分〜)。
保存会の目黒久仁彦さんは「親子教室の集大成になる区切りの舞台。大山能の伝統を多くの方に知ってもらい、次代を担う子どもたちの頑張りを見て頂けたら」と話す。
大山能とは
今から300年ほど前に誕生したと言われている大山能。江戸時代に大山山内の神職、僧侶や山伏の対立に頭を悩ませた徳川幕府が、紀州の観世流能楽師を呼び寄せて能楽を教え、共に修練することで争いを治めたことが始まりとされる。
関東大震災や太平洋戦争などによる混乱や継承者不足で一時衰退したが、戦後地元有志らで再興された。
問い合わせは同協議会【電話】0463・74・5109(市教育総務課文化財係)/同保存会【電話】0463・95・2006目黒さん。
日向石歴史体験ツアー
同様の補助金を活用して「日向石歴史文化体験ツアー」が2024年1月27日(土)に有限会社成瀬石材店作業場(上粕屋2156)で開催される。予約制で定員は20組40人、小学4年生以上が対象。応募締め切りは1月10日(水)。参加費は1組6000円。石切場プチツアーや石磨き体験ができるほか、歴史文化産業について学ぶ。
(問)Sunny―on【携帯電話】080・3413・9025荻野さん。
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