フォトサークル写人会を主宰する 高津 弘人さん 串橋在住 62歳
後世に残る写真を求めて
○…中央公民館で1月28日(日)に、一眼レフ・ミラーレスカメラでの撮影方法をレクチャーする写真講座を開催する。テーマは「花の撮り方」。「写真は『花に始まり、花に終わる』と言っても良いほど。四季を感じられるところも楽しい。雑然とした写真にならないよう、芸術的な撮り方を伝授します」と話す。
○…伊勢原出身。中学の頃から写真にはまり、独学で腕を磨いてきた。「シャッタースピードを遅くして光を多く取り込む撮影方法にはまっていた。当時はフィルムの値段が高くて大変だった」と振り返る。30歳を過ぎた時、印刷物のデザインを手掛ける会社、高津創造(株)を立ち上げた。7年前からはフォトスタジオも始め、「人生を重ねたシニアを撮りたいと思った。いつまでも残してもらえ、大切にしてもらえる写真を撮る、そういう仕事がしたいなと」
○…サークルを始めて8年目。「写真を多くの人に見てもらいたい」。そう願う人が、他にもいるのではないかと思い立つが、周りに教室が無く自ら立ち上げた。現在メンバーは13人、20代後半から70代まで所属する。「SNSで発信するのも良いが、大きくプリントして、多くの人に見てもらうのが写真好きの夢だと思う」。今は月に1度の例会で会員同士が切磋琢磨するほか、平塚の花菜ガーデンや小田原で作品展を開催している。
○…プリントして応募するフォトコンテストの減少を憂いている。「四つ切、ワイドとプリントして伝えたい。見た人が何かを感じ取ってもらえればうれしい」。自身は昨年、市の景観写真コンテストで市長賞を受賞した。「写真は光を写すもので、光は一期一会。最高の瞬間に出会えた奇跡を探す、終わりがない。まだまだ勉強中です」と楽しそうに語る。
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