神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
伊勢原版 公開:2024年6月7日 エリアトップへ

伊勢原市 ChatGPTの運用開始 効率化やサービス向上へ

社会

公開:2024年6月7日

  • X
  • LINE
  • hatena
ChatGPTの運用開始

 伊勢原市は昨年8月から9月にかけて活用実証を実施した対話型人工知能(AI)「ChatGPT」の全庁的な運用を6月1日から開始した。

 市では検証期間の中間と終了時にアンケートを実施、回答者の7割以上が「仕事の効率化につながる」、5割近くが「業務時間の削減効果があった」との回答から一定の有用性を検証、業務の効率化や市民サービスの向上を図るため、運用を開始した。

 利用の対象となるのは庁内ネットワークを活用する市職員。ChatGPTは、インターネット上にあるため、インターネットから分離している職員の端末からは利用できない。そのため、自治体ネットワークLGWANとインターネットを接続できるチャットサービスを介してChatGPTを使用する。

 使用する際に職員はチャットでトークの相手先にChatGPTを選択し、質問すると回答を得ることが可能となる。利用上限は1カ月当たり200万文字で、上限に達した場合は当該月の使用ができなくなる。

 同システムの特徴や強みとして、大量のテキストデータがインプットされていることから、文書の素案や要約・翻訳など文書作成の効率化、企画立案における検討事項の洗い出しや業務の進め方の助言などといった、さまざまな場面での活用が期待される。

 一方で、入力された内容がAIの学習に利用されるなどの情報漏洩や誤回答などへの懸念については自治体専用ツール「LoGoチャット」を介して利用することで入力内容が学習目的に利用されないようにするという。また、「ChatGPT利用ガイドライン」を作成し、個人情報など気密性の高い情報の入力はしないこと、ChatGPTからの回答を校正せずに使用することを禁止するなど適正利用に向けた運用ルールを全庁的に展開していく、としている。

 高山松太郎伊勢原市長は記者会見で「システムの活用方法やよりよい回答を引き出すための手法などについて随時周知し、活用を促進していく。今後も市民サービスのさらなる向上と業務の効率化に向け、ICT技術の活用に取り組む」と話した。

 ChatGPTは、神奈川県庁、横須賀市、藤沢市、厚木市、開成町などですでに導入されている。

ロボット企業交流拠点ロボリンク

神奈川県の「さがみロボット産業特区」の取組みで生活支援ロボット発展へ

https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/0604/robolink/index.html

<PR>

伊勢原版のトップニュース最新6

学びの成果が弁当に

成瀬小5年2組

学びの成果が弁当に

よろずやで21日から販売

3月21日

25年の歴史に幕

フレンドコンサート

25年の歴史に幕

3月16日、市民文化会館で

3月14日

大山菜の取組み学ぶ

バリ島農学部大学生

大山菜の取組み学ぶ

市内各地で農業交流

3月14日

橋の移設や歩道を整備

大山桜遊歩道

橋の移設や歩道を整備

3月中の開通目指す

3月7日

飯塚会長が緑十字金章

伊勢原交通安全協会

飯塚会長が緑十字金章

市内では2人目

3月7日

初の関東発表会へ

成瀬中演劇部

初の関東発表会へ

家族がテーマの創作脚本

2月28日

樹木葬と家族葬の「ゆかりえ」

小田急線「愛甲石田駅」徒歩すぐ。友引の日は無料相談会開催中。

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 3月21日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • あっとほーむデスク

    3月7日0:00更新

伊勢原版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

伊勢原版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年3月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook