外国人向けサロン「そらsky」の代表を務める 山口 由里さん 下落合在住 52歳
異文化への好奇心
○…伊勢原市内に住む外国人の居場所として、シティプラザで毎月第一火曜日に開催している「そらsky」。慣れない日本の生活の中で、困りごとの相談から子育ての悩みなど、お茶を飲みながらおしゃべりする。コロナ禍でも中止することなく開催し、市内在住の外国人たちの居場所を守ってきた。「最近は中国籍の女性から、『私が活動をサポートしてあげる』と逆に励まされている」とほほ笑む。
○…厚木市出身。短大で英語を学び、結婚を機に伊勢原へ。2014年に夫の転勤で2年間イギリスに移住。右も左も分からない海外生活を救ってくれたのは一人のイギリス人女性だった。「彼女のおかげでイギリス生活が何倍も楽しめた。何の得もないのに親切にしてくれて…」。思い出を語るだけで涙ぐむ。
○…帰国後、彼女から受けた親切を、今度は自分が困った外国人の力になろうと、恩返しのつもりで日本語教室「伊勢原インターナショナルクラブ」のメンバーに。もともとポジティブな性格で、何事も楽しもうと好奇心旺盛なこともあり、「誰かの役に立てれば」とサロンを立ち上げた。現在は自身と、社協スタッフの協力で月1回の開催を続ける。「学校の生活や行事のことなど、子育てに関わる情報を知りたがっているので、サロンで提供できれば。今後はSNSでの発信も検討したい」と意気込む。
○…クラブで日本語を教えるほか、ホームステイなどを行い留学生を支援するワールドキャンパス伊勢原や小学校の児童への学習支援など、精力的に活動する。韓国ドラマも大好きで「海外の文化に触れるのが好き。活動を通じて、より他国の文化が好きになった。これからも外国人の人たちの心の拠り所になれるようがんばりたい」
ロボット企業交流拠点ロボリンク神奈川県の「さがみロボット産業特区」の取組みで生活支援ロボット発展へ https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/0604/robolink/index.html |
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