県内唯一のJAF公認ラリーとして2018年まで伊勢原市総合運動公園などをスタート・ゴール地点に行われてきた「ツール・ド・伊勢原」が7年ぶりに復活。「ツール・ド・大山2025」と名称を変更し、6月15日(日)に開催される。主催はチームアッスル(小川泰正代表)。
ツール・ド・大山2025は、伊勢原市内から厚木市内、清川村内の約80Kmのコースを走るレース。第1種アベレージラリーに分類され、参加者は走行ルートや通過タイムが示された「コマ地図」と「指示書」をもとに、指定されたルートを指定された速度で走り、その誤差を競う。
参加者が1分ごとにスタートするなど速さを競うレースではなく、走行の正確さを競うため、安全かつ手軽に楽しめる。レースは公道を走るため、一般車にもイベント開催中であることが分かるように車体の前後左右に4枚のゼッケンを付けるなどの注意を払う。同チームによれば、伊勢原署から「速度制限を守った車列がイベント中に作られるので一般車両の速度超過抑制にも効果があり、交通安全の寄与が認められる」とお墨付きを得ているという。
前回2018年まで5回にわたって毎年開催されていた「ツール・ド・伊勢原」は、2018年の開催を最後に、クラブの基盤となるラリーショップの閉店に伴い開催が中断されていた。
その後、コロナ禍などもあり開催が出来ずにいたが、昨年、チーム関係者などから復活を望む声が上がり、チームは開催に向け準備をスタート。伊勢原警察署のほか、伊勢原市や市商工会などと協議を重ね、開催にこぎつけた。
まちおこしにつなげる
名称の変更は「伊勢原」と地域を限定せずに「県央やまなみ協議会」の地域として大山観光を盛り上げ、連携地域の協力を得ながらイベントを継続、発展させていきたいという思いを込めた。
同ラリーはチームアッスルの前代表が県内でラリー競技を開催し、モータースポーツの魅力を多くの人に知ってもらおうと企画したもの。コース設定や駐車スペースなどの点から、街中ではなく、大山があり風光明媚な伊勢原を開催地に選定。2014年に県内で14年ぶりのJAF公認ラリーを復活させた。
小川代表は「モータースポーツを気軽に楽しんでもらいたい。今後も継続して開催し、伊勢原や地域のまちおこしに貢献したい」と語る。レースは午前10時、市総合運動公園をスタート、午後3時頃ゴール予定。問い合わせは大会事務局【携帯電話】080・6640・6412へ。
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