市内吉岡在住の安納未侑（あんのうみゆ）さん＝人物風土記で紹介＝が11月に行われた全国高等学校弓道選抜大会県予選、女子団体の部に主将として出場し、優勝し全国大会出場を決めた。同部にとって全国出場は初となる。



　団体戦は３人制で行われ、安納さんは山本園子さん＝写真左＝、川口萌さん＝写真中央＝と出場。同大会は予選で１人４本打ち、的中数の多い上位８チームが決勝トーナメントに進んだ。



　２位で予選を通過した同部は、準々決勝で城郷高校に５対４、準決勝の綾瀬高校戦では全員が３本的中の９対７で勝利を掴み取った。迎えた決勝の慶応湘南藤沢高校戦では張り詰めた緊張の中で山本さんと川口さんが３本を的中。２人の好射で流れをつかみ、安納さんは４本全ての矢を的中させる「皆中（かいちゅう）」を決め、10対８で優勝。創部以来悲願だった全国への切符を手に入れた。



　日ごろから基本の動作を大切にし、練習に励んでいる安納さん。全国に向けて「２人を信じて正しい射ができるように焦らず取り組みたい」と話している。全国大会は12月24日（月）から相模原市立総合体育館で開催される。